719日に、ほぼ「平年並み」に梅雨明けしたものの、その後2日間程は57時間の日照となったが、21日来ずっと曇ったり小雨がぱらついたり。27日に発生し、半月以上うろついた「台風5号」が18日間も天候を崩し、その後も相変わらずイメージ 1の日々。お盆に入る前からほぼ毎夜雨が降り、ついに本日(14)は「大雨注意報」も出て終日降り暮すことに。
 
今年は“空梅雨”状態だったので、むしろ梅雨時の方が一瞬なりともギラギラと太陽が照りつけ半端なく蒸し暑かった。こんな中で、「汗と泥に塗れて」日々を過ごし、例によって「あれもこれも・・」の気ぜわしさの中で、麦を刈り取った後を耕し、生まれて初めての“蕎麦蒔き”。1kgの種が相当に余ってしまったので、あちらこちらを適当に掘り返しては蒔き終えるのに都合3日もかかる(秋採り野菜をイメージ 2蒔く予定のスぺースを残して、畑は満杯)。『新蕎麦を食べると75日長生きする』とか聞いたことがあるが、蕎麦は蒔いてからほぼ75日間で収穫できるらしい。『死刑執行に当たって“最後に何か望むことはないか”と聞くと「新蕎麦が食べたい」と言われた。そのためその死刑囚は75日間生き延びられたんだ』なんて話が記憶の奥の方から顔を出す。それを確信したのは播種して3日後には皆イメージ 3揃って芽を出し、スクスクと大きくなっている。日照に恵まれずにちょっとヒョロヒョロ気味ながら、「流石に蕎麦は・・・」と思った次第。
 
その後、最も時間を割いたのは「草取りと草刈り」。畑の何処を見ても雑草が蔓延り、陸稲のところの草散り(都合2日間)を終えホッとしても、振り返れば、つい1週間前に取った茄子やキュウリのところがまたまた草茫々と“鼬ごっこ”状態。草取りが間に合わず、ほぼ、半分くらいの畑、町道からのアプローチ、池周りや畑への通路、さらに花壇もと留まるところを知らない。毎日這いつくばるようにしながら草取りをしながら、「一段落したら展望台や小屋づくりを・・・・」などと気ばかりが先に走っていく。次々に目に付くところをシコシコ。時には余りの草茫々に呆れ果てて“畑の中”を草刈機でやっつけたりもした。折角草取りをしても半日をイメージ 4待たずに雨が降り、晴れ間は一瞬なので、取って運び出さなかったものはドンドン根を張り始める。それで、何とか畑の外に出そうとするものの、特にたっぷりと敷藁などしてあるところは、そのもどかしさ故、多少雨が降っていてもついつい放置してしまう。
 
「草取り」は実に地味で根気がいる作業なので、どうしても気が重くなって「取り掛かるまで」時間がかかることが多い。やっと取り掛かっても半ば“イヤイヤ”作業なので能率もさっぱり。「無心になることが肝心」と自らに言い聞かせるものの、「そう思っている間は埒が明かない」。「このままにしておくと野菜や穀物が“可愛そう”だ」とか「どうやれば草は生えにくくなるんだろうか」、まして「早く終えてしまおう」などと考えてもいけない。只管草を引き抜いたり刈り取ったりしていくイメージ 9ことに徹することが出来れば「あっという間」に終わり、これこそ“無心”なんだと後から思い至ることになる。こんな時は達成感というより「何とスッキリするんだろう」と爽やかな気分に包まれる。“雑念?を払って、そのことだけに集中できれば”こんな幸せな気分になれることはないのに・・。
 
汗と土と雑念に塗れながら、それでも8月も10日頃には、一時的ながらも一段落してくる。「さーて、懸案の展望台づくりだ」と勇んで取り掛かり始めると、な、何と「完成イメージか全く出来上がっていない」ことに気づき、半ばボー然と立ちすくむ。あーでもない、こーでもないと思いを巡らし、必死にイメージを作り上げようとするものの気ばかり焦ってしまう。そのうち、「雨が続いて足元不如意だからなー」となり、「ローバーポートの屋根が随分汚れてしまっている」「ベランダも水洗いしなくては・・」「コロ達のシャンプー・・」「そうそう、今の郵便受け(玄関ドアなどと一体となっているもの)だと大型の郵便物が入らず、度々“不在通知”のお世話になっているから、何とかしなくては」などと次々に思いつき(イメージ不足から逃れようとしているのかも・・)、気になって仕方がない状態に陥る。こうなるとまたまた「カーポート掃除と言っても屋根に乗れないのでどうするイメージ 5か。モップを使ってみようか、高圧洗浄機に頼るとしたらホースが短すぎるから高圧仕様の20mものを調達しなくては、イヤイヤ、デッキブラシ・・・で、それよりも屋根の真ん中付近には手が届かないんじゃないか」、などと逡巡すること頻り。
 
「とにかく直ぐ出来ることからやっつけよう」と思い至るまでに相当の時間を費やす。まずは最も身近なコロ達のシャンプーに取り掛かる。最近「シャンプー慣れ」してきたムサシ(8月1日で満1歳に・・。写真はその誕生祝の時、“マメスケ・マフラー”をして、ショートケーキを目の前にしている時のもの)は片足を上げて「お腹の方まで洗って!」と言わんばかり。もともと「大嫌い」なコロも「仕方ないなー」と諦め顔になっている。バスタオルで拭ってイメージ 6やるとスッキリしたような表情?を見せながら「何かくれー」とセガマレ?て、ついついお菓子など上げてしまう(夕飯が食べられなくなると分かっていながら・・)
 
「次は・・」と迷いながらも何となく「ポストもカッコいいのを見つけて買おうか」、「イヤイヤ、見っとも無くても自分で・・。板などの材料をどうする」とまたまた逡巡。グズグズしながら材料を物色し始めたものの、引っ張り出してきた端材がどうにも中途半端。半分諦めかけた時、ふと「リンゴなどの空き箱」を利用することにたどり着く。こうなると一心不乱。ものの30イメージ 7程で仕上がり、ペンキを塗りたくって乾燥へ。
 
翌日、相変わらずの曇り空。朝方まで雨が降っていたので「チャンス到来」とばかり高圧洗浄機で、コロ達の生活の場となっているベランダの水洗いを始める。暫くすると時折陽が射して、避難先でコロ達がゼ―ゼ―している。ほぼ2年間の汚れがなかなか落ちず、「簡単だー」と思っていたのに、結局午前中いっぱい掛かってしまう。次いで「高圧洗浄機を出したんだから・・」とカーポート屋根をやっつけようと決意。20mのホースを引っ張り出してみると、何とこれが高圧仕様だったので、これ幸いと作業開始。こちらも3年余の汚れで、しかも時折陽が射して益々落ち難くなる。どうにも時間ばかり掛かる上に、梯子の上から精いっぱい体を伸ばしても真ん中の1m四方くらいにはノズルもブラシも、それに新たに調達したモップも到底届かない。ここでも「出来る範囲で・・」とシコシコと続けること3時間。梯子を移動しながら頻繁イメージ 8workrest。それでも流石に腕が痛い。
 
“気になって仕方がないこと”が次々に片付いていくといよいよ翌日から「展望台づくり」かと思いきや、相変わらずイメージが固まらず仕舞い。ウロウロしているうちに「どうも切り株が邪魔になるから、取イメージ 10りあえず(思い切って)伐根しよう」と、またまた逃げ道を見出す。伐採して1年も経っていないものの伐根は極めて非効率ながら、「健太4号」で2m-程掘り下げていく。2日間でやっと3本。どうにも抜けそうもない根周り1.5m越えの3本は大きな穴の中に残したまま、降りしきる雨の中から撤退するハメに。雨でドロドロになってしまい、さらに足元不如意になって、またまた「先送り」となってしまった。それにしてもこの天気。「日照不足」の予感に気持ちが押しつぶされそうだ。