恐ろしいことに年が明けてからもう25日以上も経ってしまい1月もドン詰まり。何とも気が急くが、(365日の)7%だと思うと何となく安堵?する(言い換えただけなのに違うように感じるのは健太だけかもしれないが・・・)
 
イメージ 1今年の正月は何とも穏やかで日差しも暖かく「温暖化が進んだのか」と思うほど。この調子だと梅の花も早く開くのではないかと期待していたが、小寒過ぎから本来の寒さに戻り、極めて順調だった「池への自然流水」も忽ち凍り付いてしまった。川の水量ばかりに気を取られていたが、「一体どうしたらいいんだろう」と気を揉む。
 
例年、我が家に隣接する川(2級河川、大黒沢イメージ 2)は特に1~2月の間は渇水期になり、ひどい時はチョロチョロ。それに平均気温が-2~-6℃なので筋状に、そして所々楕円状に結氷してしまう。ところが今年は水量も多く、暖かい日が多いので慢心してしまっていた。吐口に氷柱が出来て2日が過ぎた頃、いつものように朝の散歩の後、池周りを漫ろ歩いていると、2本とも凍る前と同じように水が流れている。池は全面結氷しているが「暖かくなると元に戻るんだ」と安堵する。
 
イメージ 3その後3日もすると寒波に見舞われ、再び凍り付き、そのまま2週間余が過ぎ、先週末(大寒過ぎの21)には25㎝の積雪に覆われてしまった。この間池の水は少しずつ減っていって、部分的ながら氷が割れ、池の底が覗きはじめてしまう。「折角大きくなってきた鯉や金魚達は大丈夫だろうか」と気になって仕方がない。120mのポリパイは川筋の北向きの土手に張り付けるように這わせているため、少なくとも全体の半分以上の部分は凍結しているものと考えられ、打つ手がない状態。「暖かくなれば自然に融ける」と諦めざるを得ない。
 
イメージ 4ところが、全面結氷した分厚い氷の下の水は、容赦なく減り続け、空洞部分が大きくなっていくにしたがって、「これは何とかしなくては・・」と思いが募る。ハウスに給水しているポンプで、池にも水を入れようと雪に埋まったぺチャンコのホースを掘り出し、端から手で押しつぶすように“揉み解す”ものの、固く凍り付いているので太めの棒切れで叩くようにしていく。10mのホースを“揉み解す”のに30分以上を要する。川沿いから池までの最短距離の部分の雪を撥ねホースを伸ばし、ポンプにセットして始動。
 
ところが、ポンプとのつなぎ目から勢いよく水が噴き出すばかりで一向に池まで水が通らない。再度ホースを叩き直し、さらに雪で浮き沈みしているところを均してホースが折れないように再セットして再始動するものの、今度はポンプのエンジンがボソボソ。全くパワーが出ず、暫くするとエンスト。どうも噴き出した水がキャブに入ってしまったらしいので仕方なくポンプをアグリ・ケビンに持ち帰り、点検整備に入る。オイルやら燃料パイプ、そして最後にエアエレメントを洗浄・乾燥しているうちにコロ達の散歩の時間になってしまい、ムサシが盛んに吠えたてて居るので大慌ててホースを取り込む。
 
イメージ 5翌朝充分に陽が上がってから、改めてホースを伸ばし、ポンプを始動しようとしたが、何故かスターターが動かない。アグリ・ケビンにいれておいたのに、この寒さでポンプ自体が凍り付いてしまった。お湯を注ぎ込み、暫くしてやっと始動。これまでとは見違えるように快調になったエンジン。ところが幾ら回転を上げても一向に水を吸い上げない。川の水面から6mホース(ポンプまでの高低差は3m)はいくら見ても凍り付いていないのに、それに吸い口のゴミや泥もきれいに取ったのに一体どうしたことか。
 
「新しいポンプを買わなくてはダメかな」と思ったりしたが、入手してまだ2年弱なので、「何か原因あるはずだ」ともう一度すべてを点検し直したものの、どうにも水が上がらない。半分自棄になって、吸水ホースに「呼び水だ!!」とばかり5literほど水を注いでみると、難なく復活。なんてことはない、「凍っていない」と思い込んでいた吸水ホースの一部が凍り付いていただけ。やっと池に水が入り始めたが、何とほぼ一日を費やした勘定になる。極寒?に対応するためには極めて原初的な原因を追究すれば良いのだが、どうしてもあれやこれやと気を回してしまうのもイメージ 6最近の顕著な傾向と言える。
 
年明けから川岸をウロウロしながら、「苔生した手頃な大きさの石」を物色。10数個を運んで来て、ベランダ下の“日本風庭園”の仕上げ?を進める。「いくつも並べれば良いと言うものではない」と思いながらも、綺麗に苔生した石が妙に愛おしくなってしまい、結局「石だらけの庭」になってしまったが、「苔庭に挑戦したら・・・」という(富士吉田近郊の)旧友からの提案に乗って、34日間、シコシコと石を並べたり、採集してきた苔を配したりしてしまう。「それなりの出来映え」と自己満足イメージ 7頻りながら、どこまで行っても“素人”の域を右往左往。
 
川筋をウロウロしている間、何度となく目に入り、イメージ 8気になって仕方がなかった“特大?の排水管”。昨年の夏の終わりごろに、北雑木林の境界線上に流れ着いていたもの。倒れた木と石垣の間に挟まった状態で手も足も出ず、その後暫く忘れていたもの。長さ5m、直径80cm余で、素手で持ち上げるのも困難な重さ。どこから流れて来たものか、誰の所有物なのかも全く不明ながら、このままにしておくと梅雨時などに水が溢れかえって、我が雑木林に水が流れ込んでくるかも知れないと思い、渇水期の「今でしょ」とばかり、この排水管の撤イメージ 9去に挑んだのは1月6日。
 
倒れていた木の枝を切り、引っかかっている大量のゴミを取り除いた後少しずつ引き出していく。渇水期といは言え、今年は結構な水量で、腰のあたりまで水が溜まっている。足を取られながら大胆かつ慎重に。3時間もかけて、やっとのことで川岸まで引きずり出す。問題は引き出してからどうするか。このまま置いておくのも景観上気が引けるので、「何とか健太ガレージ周りまで運んでしまおう」と決意。ロープをかけて引きずってみるも、10数cm動かすだけで息が上がるばかりなので、思い切って軽ダンプを横付け。苦心惨憺して荷台に積み込んだものの、荷台は長さ約2mなので3mは車からはみ出ている。何とか屋根の上まで引き上げようとしたものの手に負えず、ロープで強引に縛りながら最後尾を“宙に浮かせる”。そうするとその重みでダンブの荷台が浮き上がってしまう。仕方なく辺りの(できるだけ苔生した)石を荷台前方に10個程積んでバランスを取る。そしてこれまた強引にイメージ 10木々の間の急斜面を一気に登る。パイプの後尾が木に当たって荷台が軋む。
 
何とか往来の多い?町道を抜け、運んで来たが「何処に置いたものやら」と思いつつ、ここまでくれば健太4号で移動可能だからということでとにかく荷台から降ろし、強引な走りで捻じ曲がった後部のアオリを修理する。持ち主が現れるまで暫くの間邪魔になるだけの存在。とは言え、持ち主が現れる見込みは全くなく、いずれ「第二陸稲場」の排水に活用することになりそう。
 
イメージ 11その後も川筋をウロウロ。綺麗に苔生した形の良い、ちょっと大き目の石を発見したものの、川底が最も深いところでとても素手でと言う訳にはいかない。「何か良い手はないか」と思い始めて2日目。古い一輪車のタイヤのリムを活用することを思いつき、早速これを使って引き上げてみる。川面から約6mの急斜面を引き上げているイメージは鮮明だったが、ことはそう甘くない。石の重さが半端なく、しかもあちらこちらに引っかかっていて、全くロープを引くことも出来ず断念。
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年明けから川に向き合うばかりの日々だったが、21日の大雪以来それもママならず、「健太4(バックフォー)」の排土板を駆使して雪を除け、昨年1月に運んで積み上げたままになっていた丸太を薪にする。大量の丸太を切っては割り、積み上げること5日間。やっと片付いたものの、久しぶりの重労働?で体中が痛い。「随分鈍ってしまったなあ」と思うばかり。すっかり薪割りを終えた翌日(28)は、途轍もなく暖かい。朝起きた時(ストーブの火は消えていた)室温16℃。風もなく陽射したっぷりで少し体を動かしただけで汗ばむ。「異常気象下?」ながら、これで雪もどんどん溶けるだろうが、34日するとまた寒さが戻るはず。「慢心するなかれ」。