「晴れ間がほしい」をアップした直後、当ブログの神通力?か、スッと晴れ間が広がり、翌日から気温も急上昇。その後30℃に届かんとする程の暑さが数日続く(7月並みとの一部の報道も)。畑はあっという間にカラカラに乾き、日中はキャベツなどの葉も項垂れている。ベランダ下の果樹コーナーに折角植えたパンジーやビオラなど約50株も瀕死の状態。20mのホースを伸ばし、毎朝の散水が欠かせない。
3月10日前後から山仕事の合間に進め始めた「果樹コーナーの“プロムナード化”」。椎茸の駒打ちに入る前にふと目についた(GSから貰ってきた)40cm程に丸切りした桜の太丸太8個を運び込んだことに端を発する。一種異様な世界を醸した空間に、若干の違和感を抱きつつも「このまま丸太を並べて・・」と思い始める。数日後に、「エンゼルや裸婦のオブジェを・・」と“柄にもない”突飛なことを思いつき、早速ネットを探る。手頃な値段で買えるものは高さ30cm前後のもので、イメージしていた1m越えのモノなどは最低でも2万円。とりあえず3~4千円のエンゼルなどをいくつか入手して、桜の太丸太の上に並べる。白く小さいオブジェがポツンポツンと並んだ光景に「まあー、那須では結構珍しい庭になったんではないか」と思う反面、「何となく中途半端」な気がしてならない。
「やはり1m前後の見栄えのするものがほしい」ということで、ビバホームで以前から目をつけていた「(水浴する)女性像」を思い切って購入(約2万円)。直径6~70cmの杉の切株を据え、その上に置いてみる。買う際にちょっと迷った濃い目のグレー。他のエンゼルの白と何となくマッチしないので、早々に白い塗料を吹き付け、都合5体が並ぶ、これまた異様な世界が出来上がってしまう。さらに、直径50~70cmの杉丸太や切株を20個程用意して、適当な曲線を描くように「踏板」代わりに敷設すると一応プロムナードのような形が出来上がる。ただ、丸太ばかりがゴタゴタ並んでいるようでどうにもすっきりしないが、異様さを超えた「それなりの姿になった」と強引に思い込む。
連休前半に並べた丸太や切株の周りや間にパンジーやビオラなどを植え込む。どうにも丸太ばかりが目立つものの、植えた草花がそれなりに大きくなれば「おさまりが付くだろう」と言うことで、思い付きからほぼ半年以上かかって「プロムナード化」が一段落する。不思議なことに写真を撮ると何とも間の抜けたような感じがしないでもないが、毎日眺めているうちに「こんなものかなー」と思うようなっていく。なんだかんだ言っても“慣れ”というのはそれなりに収めてくれるものだと感心するばかり。いずれにしても、「ローバーポート」脇のレンガを並べたものとは大いに趣を異にするプロムナードのようなものが出来上がったものの、どうも全体的になんとなく“シマリ”がないような気がしてならない。畑にいく度に横目で眺めていくうちに「ベランダ下の急傾斜との境目がぼやけているからかなー」と思い始める。
一方、3月に伐採してすっきりした「ローバーポート」南周りの傾斜地。畑や「健太ガレージ」「アグリ・ケビン」などが一望できる、我が家唯一のビューポイント。ここにテーブルなどを配して「展望台を作ろう」と思い至って、かれこれ3月。なかなか全体的な完成イメージが描けないまま(他のことに感けてちゃんと向き合ってないから仕方がないが・・)、時折、あーでもない、こーでもないと頭をよぎるばかり。そんな中で、ますます増長して「開墾や池づくりも一段落して、いよいよ念願の石窯作り(こちらは思いついてからもう⒑数年!!)に取り掛かろうと強く思うようになったのは3月末近く。本体づくりに大量に必要になる大谷石。10数年前に入手して積み上げてあるものだけでは到底足りないので、黒磯のA氏に「どこかにない?」と電話した翌30日には、「とにかく見に行こう」ということに。
那須塩原の「道の駅 明治の森」から1~2km湯本寄りの某工務店に。古い塀(あるいは蔵)を解体した大谷石の山。「無料で・・・」と言う言葉に続いて、「こちらの15本は1本千円(軽トラで運ぶと2台分)」と来た。形の整った1m超のものは喉から手出る程だったので、一応「全部で1万にして」と値切ったものの結局言い値で買い取ることに。翌31日から4月2日まで3日間にわたって、軽トラで往復10数Kmを都合10往復。大量の大谷石を入手する。不揃いで凸凹の激しい(無料の)ものは丸太プロムナードとベランダ下急傾斜の境目に、そして、「展望台」にと少々欲張って運んだが、後日改めて3か所に積み上げたものを見ると、やはり「欲張り過ぎだった」と若干の後悔。
その後は苗作りや畑の耕運、播種や苗類の植え込みなどに追われる日々が続いた後、水漏れの激しい田んぼの対応に悶々の日々も続く。5月半ば過ぎに「このまま手を拱いてはいられない」と思い切って「(田んぼの)代掻き」をしてみると、な、何と、「これまでの水漏れは何だったのか」と驚くほど水持ちが良くなり、およそ1月の悶々の日々がなかったかの如く消え去り、ルンルン気分に心躍るほど。それに引き換え、一向に伸びない“赤米の苗”。とても田植えの出来る状態ではない。仕方がないので、代掻きを終えた田んぼの中に育苗箱ごと並べ、大きくなるのを待つ。
そうこうしている内に畑やその周りは草だらけ。炎天下、シコシコと草取りを続け、やっと一通り終えたのは23日。怪しかった空模様は翌日から完全に雨模様になり、今日で3日目になる(お蔭で、頼まれ原稿やブログ、あいさつ状などが片付いた)。折角取った草もまた息を吹き返してしまいそうだ。今年は晴れれば晴れたでカラカラに、雨が降り始めれば数日降り続く。メリハリがあるとも言えなくはないが、その雨のお蔭で、玄関前に蒔いた青大豆も青々としてきた。さーこれから取りあえず「展望台づくり」にでも取りかかろうか、などと思いつつ雨空を見上げる。